おすすめ株

安い株 厳選3つ(2017/11/14)

当サイトでは会社を5段階評価しています。今回は当サイトで安いと判定した株の中で、ある程度の条件をクリアした(利益が少ないとか、借金が多いとか、そういった銘柄を除いた)株を3つご紹介します。

「株式会社ダイイチ」割安度4.91

第一番目としてダイイチという会社です(ダジャレのようになってますが・・)。こちらは帯広・旭川・札幌で22店舗を展開している地域密着型のスーパーマーケットです。指標を見ていきます。

 

PER:8.34倍(予想)、4.09倍(実績)

PBR:0.73倍

稼ぐ力:9.5%(利益率、ROE)※平成28年9月期

 

PERもPBRも低いほど株が安い事を表します。PER4.09倍というのは相当安く、PBR0.73倍もかなり低いです。しかも利益率は9.5%と悪くない水準(8%が目安)。また、当サイトの安全性評価も5段階で3.83と借金が少なく安心です。

 

問題は成長性で、当サイトの評価も5段階で3.09。売上も利益も伸びてないわけではなく、悪くありません。ただ、店舗数は横ばいです。既存店の売上が増えるのは素晴らしいですが、投資家からすれば店舗が増えて売上も増えている会社が魅力的で、この会社の株を買う必要はないかもしれません。

大きな成長が期待できなければ「配当」に期待したいですが、稼ぎの10数パーセントしか配当にまわしていません(配当利回り1.6%くらい)。もう少し配当が多ければ、買いたいなと思う会社です。

 

「ダイト」割安度3.68

第二番目はダイトという会社です。こちらは富山にあるジェネリック医薬品の製造メーカーです。指標を見ていきます。

 

PER:12.98倍(予想)、13.93倍(実績)

PBR:1.46倍

稼ぐ力:10.95%(利益率、ROE)

 

こちらは、先ほどよりまともなPER、PBRですが、東証1部で医薬品業界の平均PERは25.6となっており、安い銘柄と言えると思います。会社としても安定した右肩上がりの成長になっており、当サイトでは成長性も3.26と評価しています。

 

また、ジェネリック医薬品は政府が普及を推し進めている分野であり、現在のシェア56%を2020年までに80%にすると言っています。成長が期待しやすいかもしれません。ちなみに配当性向は1%そこそこ、投資するなら値上がり益を期待するしかなさそうです。

「セコム上信越」割安度3.68

最後はセコム上信越という会社です。事業内容はまさにセコムなので、なぜ別の会社なのか・・。と思ったら現社長のお父様がセコムの社長を口説いて新潟で創業したようです。セコムが半分の株を持っています。指標をみていきます。

 

PER:16.11倍(予想)、16.31倍(実績)

PBR:1.11倍

稼ぐ力:7.2%(利益率、ROE)

 

借金が少なく当サイトで安全性4.43と評価していますが、稼ぐ力7.2%は少し低く、成長は横ばいです。当サイトの成長性評価も3.10となっています。

新潟を中心とした限られた地域でしか営業していないので、そういった意味では成長は見込めないでしょう。ただ、株主還元は頑張っており、利益の1/3くらいは配当されています(利回りは2.1%と高くはないですが・・)。こうした地場密着の企業はいくつかありますが、ここだったら沖縄セルラーの方が面白いかもしれません。後日番外編で触れたいと思います。