
株主優待は投資のリターンという目的からは逸れるかもしれませんが、個人投資家にとっては嬉しいものです。また、優待で投資先の商品を知るという意味もあります。
私の奥さんの株の選び方を見ていると、やっぱり食品会社が多いようです。株主優待が食品なので、実用的だったり、あるいは普段は買わない食品との出会いもあります。そこで、今回は株主優待がある食品業界の株の中で魅力的と思った株をピックアップします。
豆と言えば・・フジッコ!
今回は「フジッコ」です。当サイトは成長性、安全性、株価の割安度を総合的に評価していますが、フジッコは高評価企業です。個人的にも気になる会社です。
基本情報・業績
当サイトの評価
食品分野 | 昆布、豆、ヨーグルト、総菜 |
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成長性 | 3.13 |
安全性 | 4.37 |
割安度 | 3.38 |
総合評価 | 3.5 |
売上の9割以上を昆布、豆、総菜、ヨーグルトで作っいます。昆布・豆といった昔ながらの食品を、健康をキーワードに現代風にアレンジして売ることが同社の特徴です。ナタデココやカスピ海ヨーグルトも同社の商品です。
財務状態は良好、株価も高くない、食品メーカーなので需要は安定している。そしてなんといっても同社の魅力は安定した成長性にあります。
ブレない安定成長
まずはフジッコの売上と利益の推移を見てください。

上下のブレが少なく安定的に成長しています。
当サイトは「ブレのない成長=持続可能なビジネスモデル(である可能性が高い)」と考えていますが、食品分野ではフジッコが代表格です。
食品は常に需要があるので安定していますが、人口が増えない状況では成長性に疑問があります。ただ、フジッコは健康志向だったり中食市場の拡大で売上が増えています。
株としての魅力は・・?
配当利回り
配当利回り 1.62% (2018年9月20日現在)
成長中の企業は株価の上昇で株主に報いればいので、配当は少なくて問題ありません。
一方でフジッコのように安定した会社は配当で株主に還元する必要があります。1.5%は欲しい所ですが、最低限の水準はクリアしていると言えるでしょう。
株主優待
3月31日にフジッコを保有している株主に対し、株主優待があります。
100~1000株未満の保有者 | フジッコ自社商品詰め合わせ 1,000円相当 |
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1000株以上の保有者 | フジッコ自社商品詰め合わせ 3,000円相当 |
権利確定日 | 3月31日時点で保有している株主 |
贈呈時期 | 6月 |
参考 | 2018年贈呈品 |
プレミア感はありませんが、普段の食事で使えるものは嬉しいですよね。
株価は・・?
2,346円(9月20日終値)となっており、PER16倍、PBR1.08倍という水準は割安です。6月に2,999円を付けましたが、7月31日の第1四半期決算(増収減益)の結果を受けて大きく下がっています。個人的には手を出しやすい水準にあると思います。
https://kabuchoi.com/kabu/yasuikabu-1
https://kabuchoi.com/kabu/yasuikabu-2
まとめ
2つの魅力があります。最後に投資は自己責任なので、投資の際はよくご検討ください。
・売上と利益が安定して成長している
・実用的な株主優待