おすすめ株

売上も利益も伸びている会社の株が欲しい!その1

今年の株価はどうなるでしょう?2月以降は楽観ムードが出てきていますが、米中貿易戦争、イギリスのEU離脱などなど、不安材料はあります。
2018年の年末は株価が下落、1月以降は回復していますが、このまま回復か、もう一度下落か、見方が別れていると思います。

https://kabuchoi.com/2019yosoku/

もし大きく下落したら、持ち株の事は目をつむって、欲しい株を購入したいもの。やっぱり株は安く買うほど、利益を出しやすいですから。

そこで、普段は株価が高くて手が出ない、成長企業を紹介したいと思います。気になったら、株価の下落局面に備えてウォッチリストに入れておいてください。

なお、売上と利益が順調に成長している会社を単純にピックアップしています。投資をする際は、ご自身でよく調べて決断してください。

上場以来、増収増益が続く「じげん」!

「じげん」とはどんな会社か?

珍しいひらがなの社名です。カタカナ社名は業績がいいと言っている方がいましたが・・ひらがなとは!

2006年創業、2013年に東証マザーズ上場、2018年には一部上場、創業以来11期連続の増収増益で順風満帆。創業社長は若く(1982年産まれ)、多くの社長を輩出してきたリクルート出身です。事業内容は下記のように記載されています。


ライフメディアプラットフォーム事業

主に他社のwebサービスを一括検索(横断検索)できるサイトを複数運営しています。求人系サイトが多く、いろんな転職サイトを見なくても、まとめて検索できる価値を提供しています。

既存事業の拡大に加え、新しいwebサービスのリリースや、企業買収で成長しています。

増収増益のペースがすごい

11期連続と毎年の増収増益ですが、四半期単位でも増収増益であり、デコボコがない。さらに直近5年間の平均成長率を見てみると、売上は55%、営業利益は42%とハイペースで成長しています。

ただし、売上の成長率は64%→36%、営業利益の成長率は57%→34%と、超高い成長率ではあるものの、徐々に低下しているという状況です。

やっぱり株価は高いのか?

予想PER:約28倍(実績PER約34倍)※2/25

※PERについてはこちら

https://kabuchoi.com/yasuikabu-1/

一般的には高い水準ですが、5年前は約120倍、1年前は約60倍前後と、過去との比較では低い水準になっています。下がっている理由は、2つあります。

  • 利益が数倍に増加した
  • 株価が下落した(特にここ1年)

株価は企業の未来を表します。成長期待から高い株価になり、実際に利益が増えたことでPERは低下。更に成長の限界ではないか?という見方がでて、今度は株価が下落してPERが下がったという状況です。

チェックポイント

株価は過去と比較すれば安いが、成長性に疑問も生じてきている。

成長は続くのか?

人材系サイトが多く、不況期に業績がどうなるか気になります。課金モデルが複数あるので不況期でも収益を出せる、と同社は説明していますが、腑に落ちない部分はあります。

また、WEBサービスは参入しやすい分野です。集客が芳しくなくなり多額の広告費投入を強いられた結果、収益が悪化する可能性があります。

現状では、順調に成長していますので、サイト運営に強みがあると言えますが、「じげん」にしかない強みは、一般の投資家には見えにくい部分です。

企業買収に積極的なことも懸念です。既存事業の成長鈍化を買収で補おうとしているとしたら、買収した会社の”当たり外れ”という問題がでてきます。

株は買いか?

実は約3年前にもPERが30倍近くまで下がり、その後で株価は上昇したという経緯がありました。高成長企業として30倍を下回る水準は悪くないと思います。

ただ、高成長企業であることが前提なので、投資する側から見て成長する要素を見つけられなければ、やめた方がよいでしょう。

最後になりますが、個人的には理由があって投資先候補から除外しました。というのも同社は500ページを超える中期経営計画を毎年作るそうです。私はこの部分が好きになれません。強固なビジネスモデルならば、計画の作成に膨大な時間を割く必要はない。不確実性の高いビジネスをしている証拠(それか社員が暇か)とみました・・みなさんはどう思われるでしょうか?